怖くない!ChatGPTを安全に使うための2つの常識──ハルシネーションと情報漏洩対策

ハルシネーションとは AI活用術

こんにちは、pekopokoです。

AIを使っていない方には「AIを使ってみたいけどちょっと怖い」という方が

多いのではないでしょうか。

特に不安の理由として多いのが、

  • AIが間違ったことを言うのでは?(ハルシネーション)

  • 情報が漏れてしまうのでは?(情報漏洩)

この2点です。
今日は、この2つをわかりやすく解説しつつ、初心者の方でも安心してChatGPTを使えるコツをお伝えします。


1. ハルシネーションとは?

ハルシネーション

「ハルシネーション」とは、AIが自信満々に誤った情報を答えてしまうことを指します。
※本来は「幻覚」を意味する言葉ですが、AIの世界では「もっともらしいウソ」のことです。

どう変わってきた?

  • 以前のChatGPT(2023年ごろ)は誤情報が多く、歴史の年号や料金プランを堂々と間違えることも珍しくありませんでした。

  • 2025年現在は改善が進み、「分かりません」と答えることも増えています。

  • ただし数字や固有名詞については、今でも誤りが混じることがあるため注意が必要です。


2. 情報漏洩ってどういうこと?

「情報漏洩」とは、入力した内容が外に出てしまうことを指します。

実際にあった事例

  • サムスン電子のケース(2023年)
    社員がChatGPTに社内のソースコードや会議内容を入力した結果、社外秘の情報が外部に渡る形になり、サムスンはAIツールの使用を社内で禁止しました。
    👉 「誰が使ったか」ではなく「何を入力したか」が問題になった例です。

  • OpenAIのバグ(2023年)
    一時的に、一部のユーザーが他人のチャット履歴や有料会員の支払い情報の一部(氏名・住所・カード番号下4桁など)を見られてしまう事態がありました。OpenAIはすぐに修正しましたが、「完璧なシステムではない」と示した出来事でした。

身近な例え

郵便ポストに「年賀状」を出すのは安心ですが、「暗証番号や通帳のコピー」を入れるのは危険ですよね。
AIに入力するのも同じで、**“公開されても困らない内容だけ書く”**のが安全です。


3. 安全に使うためのコツ

初心者の方でも安心して使えるように、ここだけは覚えておきましょう。

  • 事実確認は自分でも行う
    → 特に数字や年号、料金プランなど。

  • アイディアや下書きに活用する
    → ブログのネタ出し、メール文面の草案などは大活躍。

  • 大切な情報は入力しない
    → APIキー、住所、顧客情報などは絶対に避ける。

  • 仮の会社名・数字で相談する
    → 例:「A社が仕入れ値100円の商品を売る場合」


まとめ(私の意見)

AIは便利な道具ですが、「万能な先生」ではなく「相談相手」として捉えるのが一番安心です。

まず気をつけることとして、

  • ハルシネーションが起こりやすい質問はしない
    (特に数字や年号は自分でも確認する)

  • アイディア出しやメール文の下書きに使う
    (誤りがあっても大きな問題にならない分野で活用する)

  • 大事な情報は書き込まない

この3つを守れば、AIは「怖い存在」ではなく、あなたを助ける強力な相棒になってくれるはずです。

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