AIと喧嘩してまで考えた、デザイン制作における「AI使用」の境界線

AIガジェット紹介

こんにちは、pekopokoです。
先日、クラウドワークスのデザインコンペに応募しました。
制作中にいちばん悩んだのが、募集要項にあった「生成AI:NG」の1行でした。

今時生成AI NGというのは一体!? どこまでがラインなのか。

私は普段からAIを制作の補助に使っています。
ところが今回は「どこまでがAIの使用なのか」で、
制作を手伝ってくれていたAI(Claude)と本気で意見が割れ、ぶつかりました。

「生成AI:NG」を見て、迷った

私の現在の制作手順は
おおまかなアイデアを生成AIで生成し、そのアイデアや参考資料を元にレイアウトを決定。

画像

そこからIllustratorでの制作スタート。
完全にAIに作らせるということはしません。
なぜならそんな作品は選ばれないことはわかりきっているためです。
世の中は今や、生成AIのデザイン(粗大ゴミのように)で溢れかえっています。だからこそきちんと基礎を学んでデザインをする(AIはサポートまで)と決めています。

そのため今回も中に組み込む素材程度は生成AIで用意し全体像は自分で組んでいました。

「AIを使った」とは、どこまでを指すのか

Claude:ベクター化は形式を変えただけで、形や構図を作ったのは生成AIのまま。なぞって描いても「使っていない」とは言えない。著作権譲渡が条件だから、権利があいまいなものは避けたいはず。

私:ベクター化して色も自分で付けたら、別物では? 制作でAIを一切使わないのは、現実的ではない気がする。あくまでNGは「いかにもAI」な作品を避けたいだけでは?

「生成画像の上をなぞって描いたら、私のもの?」と聞くと、答えは「それも使ったことになる」でした。

3つのAIに同じ質問をしてみた

生成画像のトレースやベクター化は、3者ともNG寄りの見方でした。ChatGPTとGeminiは、ラフ生成やコピーの壁打ちまで避けるべきと答え、ChatGPTは「最終成果物ではなく、制作工程で判断される」と言いました。Claudeは、ラフや壁打ちはグレーで、発注者への確認が必要という立場でした。

クラウドワークスの公式は、AI利用そのものは禁止せず、可否は受発注者の取り決めに委ねています。9/29掲載の公式ブログでは、コンペで「使用OK/NG」の選択が必須になったと案内されていました。使ってよい範囲(下書きのみ可、画像生成は不可など)は、依頼詳細欄に具体的に書くよう求めています。また、使用の有無はワーカー本人の申告で、事務局が真偽を審査するものではないとも書かれていました。

私が確認できた範囲では、「NG」がどこまでを指すのか、一律の基準は示されていませんでした。

迷った末、作品を作り直した

生成AIを使った部分(素材)はすべて作り直しました。
商用利用可のフリー画像を白黒にして、Illustratorでベクター化し、色は自分で塗る方法です。作り直した直後は正直チープに見えましたが、店内を明るくして自作のアイコンを並べたら、「お店が開いている」雰囲気に戻りました。提案文には「生成AIは使用しておりません(一部、商用利用可のフリー素材を加工)」と書いて提出しました。

今回の経験から決めた3つのルール

安全側で判断するなら、「NG」と明記された案件では、制作の全工程でAIを使わない。3者の答えは、おおむねそこに落ち着きました。

私の中には、AIを制作の補助として使う場合まで一律にNGとする必要があるのか、という疑問がまだ残っています。ただ、そこは発注者が決めることです。だから次回からは、最初に確認し、検討する。

  1. 着手前に、AIの使用可否と範囲を確認する

  2. 判断が分かれそうなら、作り始める前に質問する

  3. 使った素材や制作の工程を記録しておく

「生成AI:NG」の一言だけでは、どこまでを指すのか迷います。
自己判断で進めず、最初に確認する。
正直今の時代全くAIを使わないデザインなんて、あり得ません。

みなさんは「生成AI:NG」と書かれていたら、どこまでをNGと考えますか?

 

著者プロフィール

画像

バーチャルハンドメイドショップirokazari+ 

pekopoko(バーチャルハンドメイドショップirokazari+店長)
元アクセサリー雑貨店の店長で、現在は
飲食業界の広報・デザインの見習いバイトとして勤務
【スキル】
・ハンドメイド作家
・カラーセラピスト/パーソナルカラーリスト
・リテールマーケティング2級
・プログラミングスクール卒業
実店舗時代には、お店の見栄えを競うディスプレイコンテストで
大賞・優秀賞・全国特別賞など3期連続で入賞を果たしました。
現在は、それらの知識を結集し、
メタバース「VketCloud」で**バーチャルハンドメイドショップ『irokazari+』**を運営。
リアルとバーチャルの両視点から、
“見せ方”と“心を整える色の力”をテーマに発信中。

コメント

タイトルとURLをコピーしました